隆安権鮮枝弁護士が代理した案件が「最高人民法院知的財産法廷裁判要旨(2021)」に選出

2022 年 2 月 28 日、最高人民法院は、「最高裁知的財産権法廷裁判要旨(2021)」を公布した。「裁判要旨 2021」は、2021 年に最高裁の知的財産権法廷が結審した 3460件の技術関連知的財産権事件と独占禁止事件から 48 件の典型的事例を選出して、それらの事例に基づく裁判要旨を 55 の条項にまとめたものである。隆安権鮮枝弁護士、付 建軍弁護士、鄭孝軍弁護士が代理した蘇州雲白****股フン有限公司 V S 蘇州**煙突科技有限公司&呉江市**金属製品有限責任公司の特許権侵害事件がこの「裁判要旨2021」に選出された。

19.複数の使用環境が存在する場合における機能的特徴の内容の認定
【事件番号】(2019)最高法知民終 409 号
【裁判の要旨】特許の技術的解決手段に複数の使用環境が存在する場合において、明細書に記載されている具体的な実施態様を勘案して機能的特徴の内容を判断するときは、当業者の観点から、具体的な実施態様において、当該機能的特徴により限定されている機能又は効果を実現するために不可欠な技術的特徴と、使用環境の相違によって生じる環境依存的な技術的特徴とに区別しなければならず、環境依存的な技術的特徴は、一般的に機能的特徴の内容に属さない。